260129 さすが饕餮(とうてつ)・・|『信長を殺した男~日輪のデマルカシオン〜』

260129

『信長を殺した男~日輪のデマルカシオン〜』

これまで秀吉のことは全然好きになれんかったけど、(特にこの漫画は秀吉が悪者だし)、今回初めて、おお!って思った。

バテレンの邪悪さに気付いて、「伴天連追放令」出して、日本人奴隷を助けたところ。

いやあ、こういうときは頼りになるなあ・・饕餮(とうてつ)~。

フェリペ2世に対抗できるのは、確かに饕餮秀吉ぐらい強かで、邪悪さを持ってる人じゃないとムリだよな。。

世界史やってると西洋列強のむちゃくちゃさ、非道さを痛感するから、それにあの時点で秀吉がいち早く気付いて、宣教師を閉め出したのはすごいと思った。。

史実的にはどうなんだろ。秀吉はやっぱり、スペインは布教だけじゃなく、領土を狙ってくるんじゃないかという危惧はしてたんかな。そうだろうな。

信長は「そんな大量の兵は遠くて来れんやろ」って言ってたらしいから、危なかった。。信長は結構人を信じやすいというか、人がいいとこがあるからなー。

(だから自分は「ホトトギス」は逆じゃないかと思う。「殺してしまえ」が秀吉で、「鳴かせてみよう」が信長っていう。。)

それにしても、日の本もインカ帝国(ペルー)、アステカ帝国(メキシコ)の二の舞になるところだったのかな・・。

歴史ってホント紙一重。。

ーーーーーーーーーー

・茶々が・・!機械伯爵みたいになっとるーー!

・加藤清正はもうじっとしててくれよー。。頼むわー。。

・9巻で、久々に信長様ーー。この頃のワイワイした空気感が好きだから、何か切ない。。

・はあ、早く文永の役終わって・・と思うけど、まだ慶長の役があるんか・・。もうやだ。。

 

『信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~(1)』藤堂裕 (著), 明智憲三郎 (企画・原案)

 

260125 古めかしいセリフまわしが何か好き『織田信長』横山光輝

260125

『織田信長』全4巻 横山光輝

絵が好きなんだよね、横山光輝さんの。何かちょっとカワイイし。

『鉄人28号』の作者っていうのは知ってたけど『バビル2世』と『魔法使いサリー』ちゃんも横山光輝氏が原作って知らなかったなー。

子供のころ『バビル2世』見てたなー。黒いロデムがかっこよくて好きだったわー。アニメはちょっと全体的に暗くて、その世界観自体も好きだった。

そういや松ちゃんもロデムで「ニャニャニャニャ、ニャ~ニャニャ・・お呼びですか、ご主人様」ってコントやってたよね。『バビル2世』好きやったんかなー。

で、その横山氏の『織田信長』、読み始めたけど・・好き。

ちょっと古めかしいセリフまわしとかが結構クセになる。30年ぐらい前の作品ぽいから、その古さが戦国とあいまって、何かちょうどいい。

お濃が知的で戦略とか分かってる感がいい。

お父さんが死んじゃうとこ、グッと来た・・。信長の言いたいことが最後まで伝わらなくて、悔しくて、もう!親父のアホ!みたいに泣くとこ。。うう。。

あと、じい平手政秀の諫死とこもグッときたー。泣きそうになったーー。唯一の理解者の二人が死んじゃって、信長ちょっとかわいそう。。

・・・

その後、最後まで読んだけど、全4巻だと全然物足りない感じー。。

このテイストでじっくり10巻とか、信長を描くならもっとか、読んでみたかったな~。。でもまあ、これはこれでギュッとしてていいのかな。。

文庫版 ↓↓

『織田信長』文庫版 全4巻 横山光輝(著)

 

 

260119 藤孝の目コワすぎー『信長を殺した男』

260119

『信長を殺した男』全8巻(ネタバレ感想)

ドラマ『豊臣兄弟!』の予習で、家にある「信長モノ」の漫画を再読しまくってる。(『尾張統一記』)の次は『信長を殺した男』。

この漫画は絵がすごく上手で自分は好きな感じ。明智光秀が主人公で渋くてかっこいいんだよね。イケオジ。信長もめちゃキリッとしてて、お肌がツルッとしてそうでよき。。

信長が麒麟をまとってる表現が好きだな。秀吉は饕餮(とうてつ)っていうのもいい。最後は自分をも喰らうっていうのもイメージピッタリだわ。

信長は光秀のことめっちゃ大事だったんだなーと思った。光秀ピンチの天王寺砦まで自ら助けに行くなんて・・。何とか救出は間に合ってよかった。足撃たれたけど。(結構無茶するのよね、信長って。それがまたいいのだが)。

光秀は自分が不甲斐ない・・とすごく申し訳なく思ってたけど、信長は「光秀が無事でよかった」と。。たしか前にも将軍が襲われて光秀が必死で守ってたときも、信長が雪の中駆けつけたし。。うーん、この関係性いいよなー。好きな感じー。

しかしそんなに大事に思ってた人に裏切られて討たれるとは…うう、つら。。いや、でも…そんだけ好きだったんだったら、むしろ本望だったかも。。林檎ちゃんの「あなたには殺されてもいいわ」じゃないけど。

 

細川藤孝が、雑草ブチブチ抜いてるシーンやばーー。目が完全にイッてるよーーこええ。。

ただ・・これで光秀を裏切るのを決めたのかと思いきや、「家臣が裏切ったのを止めなかった」っていう程度なんだな。

てっきり自分が思いっきり裏切るんかと思ってた。あのブチ切れ腹立ち具合からしたら。。

まあ、結局おんなじことなんだけど。

 

260124
全巻読み終えた。はあ、、何かじんわりした気持ち。感無量っていうのかな。。

光秀の首の表情がすごくよかったなあ。無念さがにじんでて、でも穏やかさも同居してるような。いろんな感情が織り交ざってるような気がした。

何かあのコマをジッと長く見つめてしまった。

光秀のことを笑った人を秀吉がどついたとこ、めちゃよかったな。。わしだけが笑っていいんじゃ、みたいな。ライバルの自分だけが知ってる、あいつの本当の気持ち、みたいな。あれはアツかった。。

信長と光秀、向こうで会えたかな。。

信長「お前なー、あれはワシは悲しかったぞ」
光秀「申し訳ございません・・!!ただ・・どうしても!私は唐入りは受け入れられず・・」
信長「分かった、分かった。まあ、一杯飲め」
光秀「ははっ」

みたいなねー。

よし、次の日輪の秀吉章も読もーっと。

饕餮の行く末を、そうっと覗いて見てみたい。

 

 

■ コミック(紙)版↓↓

『信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~』(1) (ヤングチャンピオン・コミックス) コミック(紙) 藤堂裕 (著), 明智憲三郎 (著)

 

 

260116 自ら殿(しんがり)する大将て。|『信長の忍び外伝~尾張統一記』

260116

『信長の忍び外伝~尾張統一記』全3巻

久々に読む。面白くて3巻一気読みした。

若かりし信長、結構無茶するから好きだわー。戦場の最前線に出ていったり、大将自ら殿(しんがり)やったり(←意味分からんくて好き)、大将同士で一騎打ちしたり(!)

あと弟・信行との戦で、弟側の柴田勝家が段々信長派になっていくのがよかったな。

信長はもちろん最前線で戦ってるのに、弟の方は戦の場に来もしないっていう。その「差」を勝家が感じてしまって。

「本当は信長はうつけではなく、すごい武将なのでは・・」って心奪われていくのがよかった。

森可成が「こっち来いよー。本当は分かってるんだろ」って酒飲みながら誘うのもよかったし。。

信長が勝家を許してくれてよかったーー。

『豊臣兄弟!』の1、2回目はちょうどこの辺か。

今は3人の上役を倒して、やっと尾張を統一できたかな、、ってとこだよね。

確か次の3回目は桶狭間だろうから、その先の『信長の忍び』も読み返して予習しとくか・・。『信長を殺した男』でもいいしな。

他にも横山光輝版『織田信長』も読みたいし、『信長公記』も読んでみたいし。。ふう、今年は忙しいぜ。

あとやっぱ自分は、信長の元でみんなが一丸となって切磋琢磨しながら天下布武をめざすのとこらへんが好きだなーと思った。本能寺までかなー。

本能寺以降は家臣同士が戦うことになるから、何か悲しいんだよね。。

第二章というか、秀吉章はもう違う話みたいになっちゃう。。強い光がなくなって、バラバラになってしまう。ひとりずつ仲間が消えていっちゃうし。。うう。。

まあでも、それがあっての、悲しみを乗り越えての、江戸の平和なんだよね。。

自分はそういう悲喜こもごも全部ひっくるめて、戦国時代とか歴史が好きなのかもしれないなー。

『信長の忍び外伝 尾張統一記 』(1) Kindle版 重野なおき (著)

 

 

260109 美しいタイトルに惹かれて。『十六夜日記』

260109

『十六夜(いざよい)日記』

初めはその題名に心惹かれた。美しいなと。

「いざよう」は「ためらう」で、「十六夜(いざよい)」は「ためらっていて満月から一日遅れた」十六日目の月のことらしい。このネーミングセンス最高だな。「遅れた」じゃなく「ためらう」。うーん、いいね。日本の良さー。

そしてどんなロマンチックな話かと思いきや、恋愛じゃなくて土地の訴訟の話(!?)と京都から鎌倉への紀行文(!)だと知って、めちゃくちゃ興味が湧いた。個人的にそういうのめちゃ好みだから、読んでみたくなった。

古典文学の、特に女流作家はほとんど恋愛モノだから、その中ではかなり異質に思える。

原文だけは無理だから現代訳は欲しい。近所の本屋を探したが、なかなか『十六夜日記』の本がなかった。これ一冊だけ「新訳」ということであったので「もうこれしかないっしょ」と購入。結果的にはめちゃよかった。

現代訳はあるし、加えて内容も解説しくれるのでありがたい。ただ、今の私では正直付いていけてない。でも必死で付いていく。それがハードで楽しい。

最初の部分読んで、とりあえず分かったことは・・

・藤原俊成、藤原定家、藤原為家と、三代にわたる歌の家系が御子左家(みこひだりけ)という。→それが為家の子供の時代に、二条家、京極家、冷泉家に分かれた。

・著者の阿仏尼(あぶつに)は藤原為家の後妻。息子の為相(ためすけ)は冷泉家。先妻の子が二条家の為氏 (ためうじ)で、冷泉家と二条家は土地相続でもめている。

・阿仏尼が訴訟を起こす動機のメインとしては「御子左家から脈々と流れる和歌文化は、わが冷泉家が継承していくんだ」という強い使命感がある。

__________俊成(御子左家)
___________
__________定家
______
阿仏尼 = 為家 = 先妻
______________
為相(冷泉) ⚔ 為氏(二条)

こんな感じか。。

たぶん理解するのは一回じゃ無理だな。

1回目はザーッとあらすじを追う感じにして。2回目にメモ📝しながら読むかな。←この読み方が自分の趣味の一つで、また楽しいんだよね…。マンガでも何でもメモしながら読むっていう。

いよいよ旅が始まったけどいきなり雨で、思ったより進めなかったりで、前途多難な感じ。がんばれ阿仏尼!

 

新訳『十六夜日記』島内 景二 (著)