260109
『十六夜(いざよい)日記』
初めはそのタイトルに心惹かれた。美しいな、と。
「いざよう」は「ためらう」という意味で、「十六夜(いざよい)」は「ためらっていて満月から一日遅れた」という「十六日目の月」のことらしい。
このネーミングセンス最高だな。「遅れた」じゃなく「ためらう」。うーん、いいね。日本の良さー。
そしてどんなロマンチックな話かと思いきや、恋愛じゃなくて土地の訴訟の話(!?)と京都から鎌倉への紀行文(!)だと知って、めちゃくちゃ興味が湧いた。
個人的にそういうのめちゃ好みだから、読んでみたくなった。
古典文学の、特に女流作家はほとんど恋愛モノだから、その中ではかなり異質に思える。
原文だけは無理だから現代訳は欲しい。近所の本屋を探したが、なかなか『十六夜日記』の本がなかった。
これ一冊だけ「新訳」ということであったので「もうこれしかないっしょ」と購入。
結果的にはめちゃよかった。現代訳はあるし、加えて内容も解説しくれるのでありがたい。
ただ、今の私では正直付いていけてない。でも必死で付いていこうとしている。それがハードで楽しい。
最初の部分を読んで、とりあえず分かったことは・・
・藤原俊成、藤原定家、藤原為家と、三代にわたる歌の家系を「御子左家(みこひだりけ)」という。
→それが為家の子供の時代に、二条家、京極家、冷泉家の3つに分かれた。
・著者の阿仏尼(あぶつに)は藤原為家の後妻。為家と阿仏尼の息子は、為相(ためすけ)で冷泉家。為家の先妻の子が為氏 (ためうじ)で二条家。
・冷泉家と二条家は土地相続でもめている。
・阿仏尼が訴訟を起こす動機としては「御子左家から脈々と流れる和歌文化は、わが冷泉家が継承していくんだ」という強い使命感がある。
__________俊成(御子左家)
___________|
__________定家
______|
阿仏尼 = 為家 = 先妻
|______________|
為相(冷泉) ⚔ 為氏(二条)
こんな感じか。。
たぶん理解するのは一回じゃ無理だな。
1回目はザーッとあらすじを追う感じにして。2回目にメモ📝しながら読むかな。(←この読み方が自分の趣味の一つで、また楽しいんだよね…。マンガでも何でもメモしながら読むっていう。)
いよいよ旅が始まったけどいきなり雨で、思ったより進めなかったりで、前途多難な感じ。
がんばれ阿仏尼!