260206
『レイリ』全6巻 漫画:室井大資 原作:岩明均
戦国時代に生きた、死にたがりの少女『レイリ』の物語。

レイリ 1 【電子書籍】[ 室井大資 ]
<ネタバレ感想>
久々に読んだけど、めちゃくちゃよかった。。深い読後感。。
レイリが何でこんなに強くなったかってとこの、最初の説得力がすごかった。。緊迫感ハンパない。。
これまで色んな戦国マンガ読んできたけど、どんな激しい戦さ場のシーンよりも、あの農民一家の家に雑兵4人が入ってきたシーンが怖かった・・。
何かああいう感じでやるんだろな・・という妙なリアリティというのか。。じわ・・っとイヤな感じ。じっくりとゆっくりとあのシーンが描かれてるから、後々物語に効いてくるというか。。まさに岩明節。
戦場で死にたがってるレイリを丹波様が突き放すとこは辛かった。。愛情ゆえなんだけど、この時点でのレイリには伝わらず。。ワケが分からなく放り出された感じになってかわいそうだった。。丹波様の「さらば」がグッと来た。。
あとは4巻の高天神城がすんごいよかった。レイリは何とか丹波様を助けたくて、でも結局無理で。。そしたら丹羽様が、こんなとこまでよく来てくれたなって、「一輪の花」って言ってくれたとこ、めちゃ泣いた…。「わが娘」のとこもグッと来たし。。うう😭。。
戦局が静かになって、たいまつが囲んだところは、ああ・・っって思った。。丹波様・・。
レイリが高天神出てから、敵に追いつかれて、ああ、ここまでか・・ってなって、もうすぐそっちに行くよって家族を思い出してるとき、平太カッコよかったよ、っていうのも泣けたなあ。。
怖かったよね…。平太。うう。お姉ちゃん守るためにめっちゃがんばったなあ…と思ったら泣けて。。
あと、レイリが「死にたがるのをやめた」って言ったら、土屋さんがすごく優しい表情になったとこ、めっちゃ良かったなあ。。一番好きかも。あのシーン。 レイリが「喜んでくれるの」って思うのがよかったなあ…。
それから、最後の土屋殿ーー。うう。。もうーー、一緒に山下りようよーーって思ったなあ。。分かってる。あかんのよな、、武田家に仕える忠誠心ある人だから。分かってるけど、でも、、うう、、って感じで。。
レイリは最後に気持ちを言えてよかった。。
そんで土屋さんの最後の戦闘のときの目がめちゃくちゃかっこいいじゃないか。。
自分の命をここぞというところで使い切ったんだな。。それは幸せなことなのかもしれないな。。
歴史モノとしてもすんごい面白かった。
本能寺そう来るかーーっと思った。
信勝が明智を促したってことにしたのか。めちゃうまい設定…!
信勝がクサビを打って、織田の軍を崩壊させたと。武田家と織田家、実はお互いに相打ちやったってことだね。うーん、いいねえ。
武田家滅亡って本能寺のたった3ヶ月前かあ。。ホント惜しかった…。あとちょっとだったのに。。
穴山梅雪のとこもよかった。レイリが信勝とか武田家の敵討ちしてくれたって設定、よかったな。。
あとは信長がギョロっとしてて、妖怪みたいでよかったねー。
信勝が「信長なんかに勝てるわけないだろ」ってボソッと言ったのも分かる。あれは勝てんわ。
信長が、桶狭間で討った今川義元の首を、岡部丹羽守に返したっていうのは史実なんだ。へえー、知らなかった。
信長よく返したなあ。。 本来なら、大金星の大事な証拠なんだから返したくないような気がするけど…。
まー、その辺信長ぽいちゃ、ぽいか。勝ったのはもう事実だから、別に首そのものにこだわらなかったんかな。
それか、相手の尊厳を守る的なところもあったんだろうか。。
私は信長好きなのでそっちであってほしいけど。その辺の詳しいことが書いてる本とかあったら知りたいなー。。
いやあ、とにかく、人間ドラマとしても、歴史モノとしても、めちゃくちゃ面白かった。。
名作・・!