260514 佐吉の忠誠心の芽生えをこう描くとは・・!『信長協奏曲』15巻(ネタバレ感想)

260514

『信長協奏曲』1〜22巻(ネタバレ感想)

久々に読み返したけど、やっぱめちゃ面白い作品だなあーー。
何で最終巻出ないんだろう。。うう。。
どうか・・お待ち申し上げております・・!

特に、15巻よかった・・。

竹中半兵衛と秀吉・秀長兄弟のところ、秀逸だったーー。
ああ、佐吉が絡め取られたー…。

ホントめちゃくちゃ面白かった。。
「軍師」対「忍び」の、すべてを賭けた対決って感じで。

最初、秀長が、珍しく半兵衛の策にやられたのが面白かったな。

「あの」秀長が裏をかかれるなんて珍しい。さすが半兵衛!って感じでちょっと気持ちよかった。。

そっから、次どーなんの、どーなんの、の連続で。。緊張感が続いて。。ああ、半兵衛・・(泣)!って感じで。

いやー、すごかった・・。

秀吉が佐吉に刀突きつけるシーン、めちゃくちゃよかった。。

こうして佐吉は秀吉に絡め取られたってことか。
面白い解釈・・。

佐吉の、秀吉への忠誠心が生まれた瞬間をこう描くとは・・!
斬新だ。。

秀吉の悪の魅力に、その美しさに取り憑かれたってことだな。。すごいなー、うまいなあ。。

歴史的な事実と、フィクションのドラマ部分の融合がすばらし過ぎると思った。

15巻だけでも一つのドラマになりそう。。
実写化してほしー。

(続き)
『信長協奏曲』22巻まで読み切った。

えー。何てとこで終わってるんだ〜。続きがめちゃくちゃ気になるところで、おあずけか。。3年も休載しているとは、本当に惜しい。

作者の方は手を怪我された?との情報も見たけど、大丈夫なんだろうか。(公式発表じゃないみたいだし、よく分からない。)

何とかこの素晴らしい物語の最後を見せてほしいが…。

読者としては祈るばかり。

 

260206 緊迫感ハンパない。名作・・!『レイリ』ネタバレ感想

260206
『レイリ』全6巻 漫画:室井大資 原作:岩明均
戦国時代に生きた、死にたがりの少女『レイリ』の物語。

レイリ 1 【電子書籍】[ 室井大資 ]

<ネタバレ感想>
久々に読んだけど、めちゃくちゃよかった。。深い読後感。。

レイリが何でこんなに強くなったかってとこの、最初の説得力がすごかった。。緊迫感ハンパない。。

これまで色んな戦国マンガ読んできたけど、どんな激しい戦さ場のシーンよりも、あの農民一家の家に雑兵4人が入ってきたシーンが怖かった・・。

何かああいう感じでやるんだろな・・という妙なリアリティというのか。。じわ・・っとイヤな感じ。じっくりとゆっくりとあのシーンが描かれてるから、後々物語に効いてくるというか。。まさに岩明節。

 

戦場で死にたがってるレイリを丹波様が突き放すとこは辛かった。。愛情ゆえなんだけど、この時点でのレイリには伝わらず。。ワケが分からなく放り出された感じになってかわいそうだった。。丹波様の「さらば」がグッと来た。。

あとは4巻の高天神城がすんごいよかった。レイリは何とか丹波様を助けたくて、でも結局無理で。。そしたら丹羽様が、こんなとこまでよく来てくれたなって、「一輪の花」って言ってくれたとこ、めちゃ泣いた…。「わが娘」のとこもグッと来たし。。うう😭。。

戦局が静かになって、たいまつが囲んだところは、ああ・・っって思った。。丹波様・・。

 

レイリが高天神出てから、敵に追いつかれて、ああ、ここまでか・・ってなって、もうすぐそっちに行くよって家族を思い出してるとき、平太カッコよかったよ、っていうのも泣けたなあ。。

怖かったよね…。平太。うう。お姉ちゃん守るためにめっちゃがんばったなあ…と思ったら泣けて。。

あと、レイリが「死にたがるのをやめた」って言ったら、土屋さんがすごく優しい表情になったとこ、めっちゃ良かったなあ。。一番好きかも。あのシーン。 レイリが「喜んでくれるの」って思うのがよかったなあ…。

それから、最後の土屋殿ーー。うう。。もうーー、一緒に山下りようよーーって思ったなあ。。分かってる。あかんのよな、、武田家に仕える忠誠心ある人だから。分かってるけど、でも、、うう、、って感じで。。

レイリは最後に気持ちを言えてよかった。。

そんで土屋さんの最後の戦闘のときの目がめちゃくちゃかっこいいじゃないか。。

自分の命をここぞというところで使い切ったんだな。。それは幸せなことなのかもしれないな。。

 

歴史モノとしてもすんごい面白かった。

本能寺そう来るかーーっと思った。

信勝が明智を促したってことにしたのか。めちゃうまい設定…!

信勝がクサビを打って、織田の軍を崩壊させたと。武田家と織田家、実はお互いに相打ちやったってことだね。うーん、いいねえ。

 

武田家滅亡って本能寺のたった3ヶ月前かあ。。ホント惜しかった…。あとちょっとだったのに。。

穴山梅雪のとこもよかった。レイリが信勝とか武田家の敵討ちしてくれたって設定、よかったな。。

あとは信長がギョロっとしてて、妖怪みたいでよかったねー。

信勝が「信長なんかに勝てるわけないだろ」ってボソッと言ったのも分かる。あれは勝てんわ。

 

信長が、桶狭間で討った今川義元の首を、岡部丹羽守に返したっていうのは史実なんだ。へえー、知らなかった。

信長よく返したなあ。。 本来なら、大金星の大事な証拠なんだから返したくないような気がするけど…。

まー、その辺信長ぽいちゃ、ぽいか。勝ったのはもう事実だから、別に首そのものにこだわらなかったんかな。

それか、相手の尊厳を守る的なところもあったんだろうか。。

私は信長好きなのでそっちであってほしいけど。その辺の詳しいことが書いてる本とかあったら知りたいなー。。

いやあ、とにかく、人間ドラマとしても、歴史モノとしても、めちゃくちゃ面白かった。。

名作・・!

 

 

 

260129 さすが饕餮(とうてつ)・・!|『信長を殺した男~日輪のデマルカシオン〜』ネタバレ感想

260129

『信長を殺した男~日輪のデマルカシオン〜』ネタバレ感想


信長を殺した男~日輪のデマルカシオン~ 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) [ 藤堂裕 ]

 

信長を殺した男』の続編で、今回は「秀吉編」かな。

これまで秀吉のこと全然好きになれんかったけど、(秀吉が悪く描かれてるし)、今回の続編で初めて「おお!秀吉ナイス!」って思えた。

それは秀吉がバテレンの邪悪さに気付いて、「伴天連追放令」出して、日本人奴隷を助けたところ。

いやあ、こういうときは頼りになるなあ、饕餮(とうてつ)ー!まさに「毒をもって毒を制す」だわ。

フェリペ2世に対抗できるのは、確かにこの饕餮秀吉ぐらいしたたかで、邪悪さを持ってる人じゃないとムリだよな。。

 

世界史やってると西洋列強のむちゃくちゃさ、非道さを痛感するから、それにあの時点で秀吉がいち早く気付いて、宣教師を閉め出したのはすごいと思った。。

史実的にはどうなんだろ。秀吉はやっぱり、スペインは布教だけじゃなく、領土を狙ってくるんじゃないかという危惧はしてたんかな。そうだろうな。

信長は「そんな大量の兵は遠くて来れんやろ」って言ってたらしいから、危なかった。。信長は結構人を信じやすいというか、人がいいとこがあるからなー。

(だから自分は「ホトトギス」は逆じゃないかと思う。「殺してしまえ」が秀吉で、「鳴かせてみよう」が信長なのではと思う。。)

 

それにしても、日の本もインカ帝国(ペルー)、アステカ帝国(メキシコ)の二の舞になるところだったのかな・・。

歴史ってホント紙一重。。

ーーーーーーーーーー
(その後の巻の感想)

・加藤清正はもうじっとしててくれよー。。頼むわー。。

・茶々が・・!機械伯爵みたいになっとるーー!

・9巻で、久々に信長様ーー。この頃のワイワイした空気感が好きだから、何か切ない。。

・はあ、早く「文永の役」終わって・・と思うけど、まだ「慶長の役」があるんか・・。もうやだ。。

 

 

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260125 古めかしいセリフまわしが何か好き。『織田信長』横山光輝 ネタバレ感想

260125

『織田信長』全4巻 横山光輝 ネタバレ感想


【中古】織田信長 1/講談社/横山光輝(文庫)

絵が好きなんだよね、横山光輝さんの。何かちょっとカワイイし。

『鉄人28号』の作者っていうのは知ってたけど『バビル2世』と『魔法使いサリー』ちゃんも、横山光輝さんが原作って知らなかったなー。

子供のころ『バビル2世』見てたなー。黒いロデムがかっこよくて好きだったわー。アニメはちょっと全体的に暗くて、その世界観自体も好きだった。

そういや松ちゃんもロデムで「ニャニャニャニャ、ニャ~ニャニャ・・お呼びですか、ご主人様」ってコントやってたよね。『バビル2世』好きやったんかなー。

で、その横山版の『織田信長』、読み始めたけど・・好き。

ちょっと古めかしいセリフまわしとかが結構クセになる。30年ぐらい前の作品らしいから、その古さが戦国とあいまって、何かちょうどいい。

お濃が知的で戦略とか分かってる感がいい。

お父さんが死んじゃうとこ、グッと来た・・。

信長の言いたいことが最後まで伝わらなくて、悔しくて、もう!親父のアホ!みたいに泣くとこ。。うう。。

あと、じい平手政秀の諫死とこもグッときたー。泣きそうになったーー。唯一の理解者の二人が死んじゃって、信長ちょっとかわいそう。。

・・・

その後、最後まで読んだけど、全4巻だと全然物足りない感じー。。

このテイストでじっくり10巻とか、信長を描くならもっとか、読んでみたかったな~。。

でもまあ、これはこれでギュッとしてていいのかな。。

 

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260119 藤孝の目コワすぎー。『信長を殺した男』ネタバレ感想

260119

『信長を殺した男』全8巻(ネタバレ感想)

信長を殺した男(第1巻) 本能寺の変431年目の真実 (ヤングチャンピオンコミックス) [ 藤堂裕 ]

 

ドラマ『豊臣兄弟!』の予習で、家にある「信長モノ」のマンガを再読しまくってる。

『尾張統一記』の次は、この『信長を殺した男』。

この漫画は絵がすごく上手で自分は好きな感じ。明智光秀が主人公で渋くてかっこいいんだよね。イケオジで。

信長もめちゃキリッとしてて、お肌がツルッとしてそうでよき。。

 

信長が麒麟をまとってる表現が好きだな。

秀吉は饕餮(とうてつ)っていうのもいい。とうてつは最後は自分をも喰らうっていうのも、秀吉のイメージピッタリだわ。

 

信長は光秀のことめっちゃ大事だったんだなーと思った。光秀ピンチの天王寺砦まで自ら助けに行くなんて・・。

何とか救出は間に合ってよかった。足撃たれたけど。(結構無茶するのよね、信長って。それがまたいいのだが)。

光秀は自分が不甲斐ない・・とすごく申し訳なく思ってたけど、信長は「光秀が無事でよかった」と。。

たしか前にも、将軍義昭が襲われて、光秀が必死で守ってたときも、信長が雪の中駆けつけたし。。

うーん、この2人の関係性いいよなー。好きな感じー。

 

しかしそんなに大事に思ってた人に裏切られて討たれるとは…うう、つら。。

いや、でも…そんだけ好きだったんだったら、むしろ本望だったかも。。「あなたには殺されてもいいわ」じゃないけど。

 

細川藤孝が、雑草ブチブチ抜いてるシーンやばーー。目が完全にイッてるよーーこええ。。

これで藤孝は光秀を裏切るのを決めたのかと思いきや、、「家臣が裏切ったのを止めなかった」っていう程度なんだな。

てっきり藤孝が光秀を思いっきり裏切るんかと思ってた。あのブチ切れ腹立ち具合からしたら。。

まあ、見て見ぬフリしたから、結局裏切ったとおんなじことなんだけど。

260124
全巻読み終えた。はあ、、何かじんわりした気持ち。感無量っていうのかな。。

光秀の首の表情がすごくよかったなあ。

無念さがにじんでて、でも穏やかさも同居してるような。いろんな感情が織り交ざってるような気がした。

何かあのコマをジッと長く見つめてしまった。

 

光秀のことを笑った人を秀吉がどついたとこ、めちゃよかったな。。

わしだけが笑っていいんじゃ、みたいな。ライバルの自分だけが知ってる、あいつの本当の気持ち、みたいな。あれはアツかった。。

 

信長と光秀、向こうで会えたかな。。

信長「お前なー、あれはワシは悲しかったぞ」
光秀「申し訳ございません・・!!ただ・・どうしても!私は唐入りは受け入れられず・・」
信長「分かった、分かった。まあ、一杯飲め」
光秀「ははっ」

みたいなねー。

 

よし、次の日輪の秀吉章も読もーっと。

饕餮の行く末を、そうっと覗いて見てみたい。

 

 

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260116 自ら殿(しんがり)する大将て。|『信長の忍び外伝~尾張統一記』感想

260116

『信長の忍び外伝~尾張統一記』全3巻 感想

信長の忍び外伝尾張統一記(1) (ジェッツコミックス) [ 重野なおき ]

 

『尾張統一記』は、『信長の忍び』のスピンオフ、外伝で、信長の若いときの話。

久々に読んだけど、面白くて3巻一気読みした。

若かりし信長、結構無茶するから好きだわー。

戦場の最前線に出ていったり、大将自ら殿(しんがり)やったり(←意味分からんくて好き)、大将同士で一騎打ちしたり(!)

 

弟・信行との戦いで、最初は弟側だった柴田勝家が、だんだんと信長派になっていくのがよかったな。

信長はもちろん最前線で戦ってるのに、弟の方は戦の場に来もしないっていう。その「差」を勝家が感じてしまって。

「本当は信長はうつけではなく、すごい武将なのでは・・」って心奪われていくのがよかった。

森可成が「こっち来いよー。本当は分かってるんだろ」って酒飲みながら誘うのもよかったし。。

信長が勝家を許してくれてよかったーー。

 

『豊臣兄弟!』の1、2回目はちょうどこの辺か。

今は3人の上役を倒して、やっと尾張を統一できたかな、、ってとこだよね。

確か次の3回目は桶狭間だろうから、その先の『信長の忍び』も読み返して予習しとくか・・。『信長を殺した男』でもいいしな。

他にも横山光輝版『織田信長』も読みたいし、『信長公記』も読んでみたいし。。ふう、今年は忙しいぜ。

 

あとやっぱ自分は、信長の元でみんなが一丸となって切磋琢磨しながら天下布武をめざすのとこらへんが好きだなーと思った。本能寺までかなー。

本能寺以降は、家臣同士が戦うことになるから、何か悲しいんだよね。。

第二章というか、秀吉が活躍する秀吉章はもう違う話みたいになっちゃう。。

強い光がなくなって、バラバラになってしまう。ひとりずつ仲間が消えていっちゃうし。。うう。。

まあでも、それがあっての、悲しみを乗り越えての、江戸の平和なんだよね。。

自分はそういう悲喜こもごも全部ひっくるめて、戦国時代とか歴史が好きなのかもしれないなー。

 

 

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